ファシズムは、現体制に対する不満から始まる。
事実、ファシズムのひとつであるナチス・ヒトラーは「ワイマール共和国」に対するルサンチマンを国民に煽り立て、ブルジョアの助けを借りて政権掌握した。
ムッソリーニも基本としては下からの美学的な革命を志向していた。その美術は未来主義である。
ファシズムは上からくるのでなく下からそれも「現体制」に対する「不満」「ルサンチマン」の熱狂のもと組織される「美学運動」である。
日本の西田税による組織された皇道派クーデターもファシズムで、それはあえなく、統制派官僚に潰された。
現在の日本の「反乱運動」であるSASPLやしばき隊はこれら「皇道派」とみていい。
それは日本の戦前の歴史を調べて図式的にあてはめればそういう結論になることが誰でもわかる。
「皇道派」もそうだが「SASPL」や「「しばき隊」もそうだが、「左翼崩壊以降」そして「その左翼に対する幻滅」からくる国家の秩序回復運動でしかない。
それも「現体制」に対する「不満」をもとに絶叫する。
SASPLを外から見ても現場をみなくてもわかる。
なぜ、服装が統一されているのか?

それこそ「ファシズム」だ

そういってしまえば「就活生」もファシズムだ。(笑)
そのような「下からの運動」のファシズムの形態は大阪では「ハシシタ」である。

安倍首相はナチズムを真似た「統制派官僚」の繰り人形でしかない。
この「権力闘争」には「マルクス主義」は忘れ去られている。
というかさっきもいったように「左翼崩壊以降」そして「その左翼に対する幻滅」の運動が現在の日本の感情的な「反乱」だからそれは「ファシズム」をかえって促進する。
(そういう意味でいけば日本国憲法を口語訳も日本の現在のファシズムを促進してしまう)

「反乱者」の誰もが正しいわけではない。
そのことはアメリカ帝国主義に対する「イスラム国」をみればいい。
これをアメリカ帝国主義に対する反乱だ、と持ち上げるのは「倫理」を忘れた「急進的ロマン派」でしかない。

SASPL、しばき隊、イスラム国はいまだ「アナーキズム的原型」だが、それはいつのまにか「ファシズム補完」で終わることが目に見えている。

補完というのは?
そう「本物のファシズム」が登場するからである。
それは「ハシシタ」や「安倍首相」ではない。

世界は「ファシズム監獄国家」に向かっている。

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