「安倍晋三首相は6日の衆院予算委員会で、憲法改正に関し「長い年月がたって、時代に合わなくなった(憲法の)条文もある。条文を変えていく必要がある」と述べ、実現への意欲を重ねて示した。現行憲法について「占領下の短い期間で、連合国軍総司令部(GHQ)において25人の方々によってつくられたのは間違いのない事実だ」と指摘した
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015030601002180.html  より


相変わらず馬鹿な日本の改憲論者は「日本国憲法」は「アメリカからの押し付け」だとか言って「前近代的な日本人」の情緒を刺激して「改憲」ムードを盛り上げていますが、アメリカからの押し付け、だと具合がわるいのか?アメリカからの押し付けとされた日本国憲法で日本の法的世界に困ったことはあるのか。困っているのは自民党と財界だけではないか。国民はまったく日本国民で困っていないし、むしろいまだ日本国憲法の理念が実現するまで改憲する気はない。日本国憲法の理念を実現することが日本国民の課題です。その課題に取り組むことが日本国民を成長させる。
 ここで、主体とはなにか?という定義を述べる。それは規範に従う、だ。もっといえば主体それは従属だ。だから企業に対し、従属的な労働者の法として「労働基準法」があることで従属=主体と化す。
 もっとわかりやすくいえば主体の英語を見よ。subject、それは主体とともに従属だ。
 つまり、主体は規範に従うその「行為」が「主体」である。
 あまりいい例ではないが、日本の社畜は日本企業の「日本式経営」という「規範」に従うことで「社畜主体」を形成しているではないか。「社畜主体」はセクハラやパワハラや過労死を生む、そのセクハラやパワハラや過労死を生むその「日本式経営」という「規範」に従って生まれる以上、その「日本式経営」がセクハラやパワハラや過労死の教義を内包しているのである。そのことが「時代のイデオロギーは支配者のイデオロギーである」(カール・マルクス)だ。
 とすればアメリカからの押し付けと言われている日本国憲法に従うことがまさに「日本国民」の「主体」を形成する。
 敗戦後の日本で日本国民の「主体」を形成するには、そのまさにアメリカに押し付けられた規範である「日本国憲法」に「従属」することがその「従属」にこそ日本国民の主体の可能性があるのである。
 そして、なぜ、アメリカ人が日本国憲法を作ったら問題になってしまうのか。
 法は基本常識の「序」だが、誰が作ったか、などどうでもいい。その「法」の内容ではないか。
 日本国憲法をアメリカ人が作ってはいけないなら現在、日本国籍を取得したアメリカ人は日本国憲法の改憲に参加させてはいけない。自民党憲法に改憲されたら、日本国籍を取得したアメリカ人は「日本国憲法」の適用範囲のままだ。なぜなら「アメリカ人」の押し付けなんだろう?自民党憲法を国家の基本法として成立した場合、「アメリカ人」の扱いはどうなるのだ?「アメリカからの押し付け」なんだろう?逆からみれば「日本国籍を取得したアメリカ人」からみれば「自民党憲法は日本人からの押し付け」ということになるではないか。そして、移民をこき使う日本の財界や政界ではあるが、あくまで日本の基本法である「日本国憲法」を日本民族が作らなければいけない、という妙な「カルト信念」で作った「日本国憲法」はその移民に関係ないではないか。誰が、にこだわると、法の意味がなくなる。
 当たり前の話だが、法はその法の内容であって、誰が作ろうが、制定過程がいかにダーティーでもまったく関係ない。なぜなら、法の優先価値は「内容」だ。つけくわえて言えば法の制定過程などどこの国でもダーティーな要素を含んでいる。政治的産物である以上、ダーティーな制定であることは当たり前ではないか。法の制定過程がダーティーであることに耐えられないその感性が「日教組」(笑)ではないか。
 なぜ大日本帝国憲法を改憲しなければいけない理由があったのか。それは日本が敗戦したからではないか。
 なぜ、敗戦国に法を形成できる「主権」があるのか。安倍首相をはじめとした改憲論者は「馬鹿なのか」。
 そして、なぜ法を外国人が作ってはいけないのか?それは「外国人差別」ではないか。
 ゆえに「法」は外国人が作ろうが構わない。
 日本国民は積極的にアメリカからの押し付けとされている「日本国憲法」に従属することが「日本のしがらみ」から解放されるのである。
 ちなみに日本国憲法の条文を考えたのは鈴木安蔵や高野岩三郎という「日本人」であることをつけくわえておく。
 もっと言えば国際法で、誰が、などにこだわれば意味がなくなるではないか。
 国連憲章はどうなるのだ。
 国内法と国際法は違う、とは言えない。なぜなら「法に対する構え」は同じなのだ。


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